いまさらなんですが、先日、ある業界のお友達の社長さんとお昼を一緒に食べて、いろんな話をしていて改めて気が付いたんですが、私ってただ単に【木】が好きなんだって事を気が付きました。
材木屋の仕事にこだわりたい事もありつつ、今の空師という仕事も好き。
そして、材木としての木を見て綺麗とか素直とか見ながら一番良いと思った木はどれかとか、立ち木を伐採して、この木は柔らかいや硬いの他に同じ木でも変に粘ったり粘らなかったり、切り株や丸太の年輪をみて、これは割れるとか曲がるとか、育ちが良い悪い、育っているから元々の土地の状態や隣の畑の養分をとか、水が深いのか?とか、根っこを痛められてるから、穴が空いたか?とか色々思いを巡らせるのが、凄く楽しいし、面白い。
木って、実際全く同じ物は1つとして無いんです。確かに木といえば全て同じです。
しかし、その土地、環境、気候で育つので、全く同じ場所というのは無いから。隣に立っていたとしても、陽の当たり方は変わりますし、栄誉分の取れ方も変わります。なので、同じでは無いんです。
もっというと、人と木は全く同じなんです。
人も、兄弟は同じ親から産まれるのでベースは同じかもしれませんが、兄弟がいるいないでも違うし、何番目かによっても変わります。なので、全く同じ人はいないので、木もやはり同じ木は無いんです。
そんな話をしていたら、社長さんに笑われましたが、それで私はただ単に木が好きなんだ!って気が付きました。
全くそんな事と意識していませんでした。
物心付いた頃から身近に木はありました。
当たり前の様に、遊び道具として常に傍らにはありました。
そして、仕事として扱う様になり、色々見てきました。
そして、地域によって使う樹種が使う場所で色々有り、色んな使い方をするんだということを理由を含めてしり、切ることを初めて原木を触り、環境の中で木がどうなるのかを知り触れて来て、木という存在がどんどん身近になっていきました。
そんなこんなしていて、先日の会話で改めて気が付いた。
今更なんですがね。